こんにちは、スナフです。
今回は東京マルイ ガスブローバックマシンガン CQBR ブロック1(BLOCK1)のレビューです。
昨年購入した次世代電動ガンはそこそこ扱えるようになってきて、サバゲーでも狙ったところにちゃんと当てられるようになってきたので、そろそろ新しいジャンルにも挑戦してみようということで今回初めてガスブローバックの長物を購入してみました。
導入した経緯、各部の動作、サバゲーでちゃんと使えるのか?といった観点でレビューしていきたいと思います!
導入した経緯
今回CQBR ブロック1(BLOCK1)を導入したのは新しいジャンルのエアガンを試してみるためという理由もありますが、丁寧な射撃を身につけて最小限の弾数で遊べるようになるためというプレイスキルの向上が大きな目的だったりします。
というのも、ガスブロ長物は電動ガンと違って、以下のような制約があるためです。
マガジンの装弾数が少なくほぼリアカン(最大35発)
リアカンというのはリアルカウントの略で、マガジンの装弾数が実銃と同じという意味です。実銃のSTANAGマガジン30発に対して東京マルイのM4系ガスブロ(MWS/ブロック1)のマガジンは35発となり、M4/HK416系の次世代電動ガンの82発に比べるとかなり少ないです。(ちなみにM4/HK416系の次世代電動ガンは、マガジンについているスイッチを切り替えることで装弾数を30発に変更できます。)
少ない装弾数になることで以下のような制約が出てきます。
- 残弾管理する必要がある
- 射撃回数を減らす必要がある
- ゲーム中に何度もリロードする必要がある
「する必要がある」というところがポイントかなーと思っています。
必要に迫られないと新しいことって始められないですよね、なかなか・・・w
発射後にブローバックがある
その名のとおり、ガスブロは肩にガツンとくるブローバックを発生させます。
CQBR ブロック1(BLOCK1)についても実銃には程遠いとはいえ、連射するとストックに当てたほほがずれてきたり、着弾位置が変わってきます。
また、電動ガンのセミオート射撃に比べると連射速度も劣ります。
電動ガンが「ススススッ」と撃てるとすると、ガスブロ長物は「タタン!タタン!タン!」という感じです。
連射回数についても、正確に狙うにはダブルタップが限界かなという印象です。
実際の射撃速度は動画を見ていただけるとわかると思います。
ガスブロCQBR ブロック1(BLOCK1)の射撃
こちらは次世代電動ガン HK416Cの射撃
画面の振動からもおわかりのとおり、強いブローバックがあるため以下のような制約が出てきます。
- 数撃ちゃ当たるの射撃ができない、正確に狙って少ない弾数で着弾させる必要がある
- リコイルコントロールするためにエアガンを正しく構える必要がある
このように、電動ガンよりも面倒な制約が多いガスブロを使うことで、今までより難しいことにチャレンジできるんじゃないかなー、してみたいなーというのが導入の経緯です。
各部の動作
発射時(動きが分かるようダストカバーを閉じた状態から撃ち始めています)
ボルトストップ(ボルトストップしたか音ではほとんど判断できないです。)
ホールドオープン後にボルトキャッチを押したとき
初速
気温によって変わりますがそれほど高くない印象です。
箱出しノーマルでは加熱なしマガジン表面20℃で65~70m/s(0.2gBB弾)ぐらいです。
4~5月の晴れの日でマガジン温度25℃ぐらいで80m/sといったところです。
ガスガンは真夏の暑い日に法定初速1Jを超えないような製品にしないといけないため、あまり威力は強くないのだと思います。
取り回し
ずっしりと重量感はありますが約3.1kgと重すぎません。次世代電動ガンよりは軽いですね。
また、前後の重量バランスが良く取り回しやすいです。
左右のスイッチもスムーズに行えます。
フロントヘビーな次世代電動ガンHK416Cと比べると圧倒的に取り回しやすいです。
操作方法
セーフティ
ハンマーコック状態じゃないとセーフティにできません。ハンマーダウン状態でセミにしておくか、ハンマーコック状態でセーフティに入れるかは諸説あるようですが、僕がよく行くフィールドさんではセーフティ優先にしてくださいという指示がありました。
初弾装填
チャージングハンドルを引っ張って離します。この動作でハンマーがコックされ、チャンバーに弾が一発送られます。この際すでにチャンバーに弾が入っていると銃口から一発だけ弾が転がり出てきます。
一連のリロード操作
リロードには二通りあります。
弾を撃ちきった場合
- 残弾0と同時にホールドオープン、ボルトキャッチが起きる
- マガジンを交換する
- ボルトキャッチを押すと同時にボルトが前進、新しい弾がチャンバーに送り込まれる
- トリガーを引けば弾が出る
タクティカルリロード(マガジンが空になる前にリロード)の場合
- マガジンを交換する
- トリガーを引くだけで弾が出る
ちなみに取扱説明書にも詳しく記載があります。
まったく同じ操作方法のM4A1 MWSの取扱説明書はこちらです。

ホップ調整
ガスブロM4はボルトを後退させないとホップダイヤルが見えません。
チャージングハンドルを引いたままの状態でボルトストップを手動で起こすとボルトが後退位置で止まるので、ホップ調整が大変やりやすくなります。
ホップ調整はわりとシビアなので何度も調整する必要があると思います。本体をテイクダウン(レシーバーの上側と下側を分離)せずにホップ調整できるので、このツールがあると便利です。
運用上の注意点
スムーズな動作を保つために簡単なメンテナンスが必要です。
取扱説明書にも詳しく記載してありますが、ボルト周り、ハンマー周り、ピストン内部、リコイルバッファへの注油が必要です。慣れれば数分で終わる作業なのでそれほど大変ではないと思います。
メカボックスがない分、電動ガンよりはメンテナンスは簡単ともいえるので、サバゲー後には必ず汚れのふき取りと注油を行うようにするといいのかもしれません。
また、チャンバーおよびインナーバレルの清掃も電動ガンよりは頻繁に行った方がいいかもしれません。
というのも、ガスブロは発射のたびにボルトが前後に動いてチャンバーが丸見えになるため、ゴミが入りやすいからです。
僕は上記のメンテナンスをサバゲー後に毎回行うようにしています。
各部がガチャガチャと動くので、電動ガンよりも銃の手入れをしている感覚があって楽しいですw
あと、ガスブロ長物全般にいえることですが、マガジンがとても重いです。
弾とガスを入れた状態で490g弱あります。
電動ガンのマガジンを入れているマガジンポーチでは走ったときにマガジンが脱落してしまったりするおそれがあるので注意しましょう。
また、落下時にマガジンの部品が壊れてしまうケースが多々あるようです。
特に弾を保持するリップ部分が割れてしまうとマガジンが使えなくなってしまうので、落下には十分に気を付けましょう。。
(実は既に一つ壊して修理したので、追って修理方法の記事をアップする予定です。。)
※マガジン修理の記事はこちらです。

カスタムパーツ
しばらくはノーマルで使うつもりでいたんですが、さっそくいくつか外装を交換してしまいました・・・w
グリップとストックを交換しているのと、ドットサイト(ノーベルアームズMRS)を載せています。
ストック
ストックはMAGPUL CTRタイプのレプリカです。知り合いに格安で譲ってもらいました^^
レプリカですが特に問題なく使えています。ノーマルのLMTストックに比べて細身なので、顔を光学機器にしっかり寄せられる感じです。
グリップ
グリップはMAGPUL PTSのEPG-Cにしてみました。それほど細めのグリップではなく、適度な握り心地があります。
ノーマルグリップに比べるとグリップの角度がより垂直に近く、コンパクトに構えることができます。
フロントサイトとドットサイトの兼ね合い
CQBR ブロック1はフロントサイトがフリップアップではない固定タイプなので、光学機器の高さによってはフロントサイトがかぶってしまいますが、上記画像のノーベルアームズのハイマウント+MRSの組み合わせでは全くかぶらずに使えています。
ハイマウントであれば特に気にしなくていいのかな、という印象です。
マウントの高さについてはこちらの記事に詳細があります。

サバゲーでまともに使えるのか?
電動ガンに対する優位性は正直なところ、初弾のレスポンスが速い点ぐらいだと思います。
ゲームで絶対に有利に戦いたいのであれば次世代電動ガンを使った方がいいと思います。
ただ、ガスブロ長物がサバゲーで全然使えないかというとまったくそんなことはありません。
特に初速の遅さがあまり不利にならないCQBフィールドであれば、電動ガンと互角の戦いをすることができると思います。
ちなみにこの動画ではCQBR ブロック1(BLOCK1)を使用していて、わりとヒットを取れています。
電動ガンにはない制約や動作の面白さもありますので、電動ガンに少し飽きてきたかな?という方にはおすすめできます。
ちなみにぼくは秋までずっとガスブロを使う予定です。冬に電動ガンに戻って満足できるか今から少し心配しているところです…w
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