開封レビュー!M&P 9L PCポーテッド (PORTED) 東京マルイ

サバゲー装備

こんにちは、スナフです。

今回は2018年4月18日に発売された東京マルイのガスブローバックハンドガン、M&P 9L PCポーテッド(PORTED)を紹介します。

買ったばかりなので、パッケージの開封から各部の画像を中心に記載していきます!

DSC_2775_00007

 

無印M&P9とM&P9L PCポーテッド(PORTED)の違いは?

M&P9L PC PORTEDは実銃にも存在するモデルです。

S&W社のカスタム部門であるPerformance Center(パフォーマンスセンター)が製造しており、無印のM&P9よりも高機能・高品質なハイグレード版という位置づけになっているようです。

特に、M&P9L PC PORTEDは以下の機能が搭載されたモデルです。

  • ノーマルより長い5インチバレル。(ノーマルは4.25インチ)
  • ノーマルよりグリップ力を高めたパームスウェル
  • 無加工でスライドにマイクロドットサイトをマウントできるC.O.R.E.システム
  • トリガーをショートストローク化するためのトリガーピン
  • スライド前部上方8箇所とバレルの前部上方2箇所に射撃時の発射ガスを逃がすポート(穴)が設けられている。これにより射撃時に銃を下方向に押しつけるマズルブレーキ効果をもたせ、リコイルコントロールを容易にしている。

これらの特長はエアガンでも忠実に再現されています。マズルブレーキ効果はありませんが笑

 

バレルとスライド前方1/3に設けられたポート

DSC_2839_00031

 

トリガーストロークを短くするトリガーピン

DSC_2834_00027

 

ハイグリップなパームスウェル、画像はMサイズ。(S, M, L3種類のサイズが付属)

DSC_2884_00054

 

ちなみに実銃のレビューを見てみたところ、PORTED(ポーテッド)タイプのピストルのメリット・デメリットはこんな感じでした。

PORTEDタイプのメリット

  • リコイルが大幅に減る。9mm.22LRぐらいのリコイルになる。.40S&Wなら9mmぐらいのリコイルになるため、より大口径のピストルを楽に使えるようになる。

PORTEDタイプのデメリット

  • 競技が簡単になりすぎるため、競技の種類によってはポーテッドピストルの使用が制限されている。
  • 銃声が大きい。
  • 発射ガスが上方に吹き出すので車中からの射撃時には注意が必要。
  • フロントサイトとリアサイトの間にあるポートから火柱が上がるので、夜間等のローライト環境では眩惑が起きうる。(眩しくて目が見えにくくなる。)
  • 射撃時の体勢によってはポートからの発射ガスで火傷を負う恐れがある。

と、前置きが終わったところでレビューを進めていきます!

パッケージ

パッケージのデザインは縦型です。シルバーのプリントに光が反射して綺麗です。

DSC_2727_00001

DSC_2729_00002

 

開封するとこんな感じです。他のM&P9と同様にパームスウェルは3種類付属しています。

エアガン本体にはMサイズが取り付けられています。

DSC_2735_00004

 

付属品を取り出したところです。

左から、M&P9L PC仕様のマガジンバンパー(黒)、マイクロプロサイト用のマウント、フォロアストッパー(弾を入れずに空撃ちするときにつけるやつ)、BB弾、保護キャップです。

画像に入れ忘れましたが、クリーニングロッドと取扱説明書も付属しています。

DSC_2907_00059

外観・質感

写真をもりもり載せていきます。

全体像

細身のシルエットでスライドが長いです。

DSC_2781_00009

 

ちょっと下から

DSC_2776_00008

 

シルバーメッキされたイジェクションポートが印象的です。

DSC_2886_00056

 

右側面には白字で目立つように警告が記載されています。

“CAUTION-CAPABLE OF FIRING WITH MAGAZINE REMOVED”

訳すと、「マガジンを抜いても弾を発射できる場合があるので注意してください」でしょうか。

ちなみにガスブロエアガンの場合はマガジンを抜くとガスが出ないので弾は発射されません。

DSC_2885_00055

スライド・アウターバレル・インナーバレル

アウターバレルはシルバーメッキされています。スライドを引くとポートが露出します。

DSC_2788_00014

 

インナーバレルも真鍮まんまではなく、黒っぽく処理されています。

アウターバレルのポートから真鍮色のインナーバレルが見えるとダサいからでしょうか。

DSC_2785_00012

DSC_2784_00011

試し撃ちをしにフィールドに持って行ったときに詳しい方に見てもらったのですが、M&P 9Lはインナーバレル先端のテーパー加工の形状が従来のものとは異なるそうです。

テーパーが直線ではなく少し曲線がかかっているとのことで、弾道をよくするための改善なのかもしれません。

 

ポートは鋭く切削された感じになっていてきれいだと思います。

DSC_2792_00016

DSC_2839_00031

DSC_2838_00030

アイアンサイト

フロントサイトです。すごく長くて特徴的です。

マイクロドットサイトを載せていても、レンズ越しにアイアンサイトで照準できるように背が高くなっています。

DSC_2866_00043

 

マークは白色です。

DSC_2828_00023

 

リアサイトです。こちらもニョキッと高くなっています。

DSC_2853_00035

DSC_2852_00034

DSC_2812_00022

 

サイトイメージです。

DSC_2830_00024

 

まだ実際に射撃していないので使い勝手はわかりませんが、スライドが長く照準長(sight radius)も長くとれるので使いやすいんじゃないかなーと想像しています。

※2018/5/2 屋外レンジ(10~50m)で試射してきましたので感想を追記します!

弾道は東京マルイのガスブロハンドガンらしい特性で、すーっとまっすぐに伸びていきます。箱出しでホップアップを調整しなくても0.2gのBB弾なら最適なホップ調整になっていました。

一方、アイアンサイトの背が少し高いためか弾がちょっとだけ下から発射されるような感覚がありました。ただこれは慣れてくると気にならなくなりました。アイアンサイトは特に使い勝手が悪いという印象はないですが、逆にめちゃくちゃ使いやすい!というわけでもない感じです。

 

 

トリガー

ショートストローク化のピンが出ているところ以外は無印のM&P9と同じ形だと思います。

曲がっている形状が独特ですが、サバゲー中にグローブを着けているときも特に違和感なく射撃できます。

DSC_2836_00028

 

このピンに接触することでそれ以上トリガーが引けなくなる仕組みです。ピンは動いたりしません。

DSC_2834_00027

 

サムセーフティ

M&P9L PC PORTEDには他のM&P9シリーズと同じくサムセーフティ(安全装置)がついています。

分解してオミットしている人も多いですね。

DSC_2861_00040

 

サムセーフティを取り外す場合は専用の穴埋めカバーを使うと良いと思います。

マガジンバンパー

マガジンバンパーの裏面は専用の刻印になっています。このあたりはこだわりを感じますね。

DSC_2766_00006

 

ちなみにマガジンバンパーは付属品に1個含まれています。マガジンを買い足したときにマガジンバンパーを交換するためです。マガジンは他のM&P9と互換性があります。

 

グリップ・パームスウェル

グリップの前側はM&P9と同じようなテクスチャ(凹凸)になっています。

DSC_2832_00026

 

グリップ後ろ側のパームスウェルはM&P9L PC PORTED専用のテクスチャになっています。

細かい凸凹になっていて、素手で握った感じは軽くステッピング加工がされているようなしっかりとしたグリップ感です。ここはわりとポイント高いです。

DSC_2831_00025

 

各部の刻印

右側面後部にあるシリアルナンバーとQRコードです。QRコードはダミー?のようです。

DSC_2810_00021

 

スライド右側にはメーカー名である SMITH & WESSONの刻印があります。

DSC_2806_00019

 

イジェクションポートには使用弾薬を示す9mmの刻印があります。

DSC_2803_00018

 

スライド左側面には、Performance Centerの刻印があります。

DSC_2782_00010

 

スライド左側面前方のM&Pの刻印にはちゃんと9Lと入っています。

DSC_2856_00037

 

グリップにあるMILITARY & POLICEのマーク。

DSC_2862_00041

 

サムセーフティの傍の刻印はよく見ると PERFORMANCE CENTERと書いてあります。

DSC_2861_00040

 

スライドとシャーシの質感です。

DSC_2870_00046

 

DSC_2871_00047

M&P9には3種類の製品があります。

M&P9L PCポーテッド(PORTED)はM&P9のカスタムバージョンです。2018年4月18日発売です。

 

無印のM&P9は2014年8月発売の製品です。こちらです。

 

また、M&P9のカスタムバージョンにはM&P9 Vカスタムという製品もあります。

こちらは2014年12月に発売されています。

 

ちなみにM&P9 Vカスタムはぼくが普段からサバゲーで使っているガスブロハンドガンです。こちらにレビュー記事があります。

握りやすい狙いやすい!東京マルイ M&P9 Vカスタム レビュー
こんにちは、スナフです。 今回は東京マルイ製 ガスブローバックハンドガン M&P9 Vカスタムをレビューします。 M&P9 Vカスタムは普段サバゲーで使っているハンドガンです。 ちなみに2018年4月18日発売のM...

M&P9 Vカスタムとの比較

外観の違いを比較してみました。パームスウェルは両方ともMサイズです。

少し長いのと、アイアンサイトが高いだけでかなり印象が変わりますね。

DSC_2958_00032

 

やはりM&P9Lの方がスタイリッシュな感じです。かっこいい!

DSC_2960_00033

 

斜め上から。

DSC_2965_00038

 

やっぱりシルバーのチャンバーは映えますね。

DSC_2964_00037

 

M&P9LのほうはC.O.R.E.システムがあるためリアサイトがコンパクトです。

DSC_2963_00036

DSC_2961_00034

DSC_2962_00035

本体重量

マガジンなしの本体重量は392gでした。

DSC_2913_00001

 

ちなみにVカスタムは379gです。M&P9Lとの差はわずか13gです。

DSC_2915_00003

 

ガスと弾を満タンにしたマガジンを加えた重量は632gです。

DSC_2914_00002

 

Vカスタムは620gです。

DSC_2916_00004

これぐらいの重量差であればほとんど気にならないのではないかなーと思います。

むしろこれほどスライドが長いのにこの重さなのは魅力的です。

マガジン容量

弾もガスも入っていない空っぽのマガジンは241gです。

DSC_2917_00005

 

生ガスが噴き出すまでガス(HFC134a)を入れた状態で257gでした。

ガス容量はおよそ16gということですね。

DSC_2919_00007

 

これに0.2gBB弾を25発装填した状態で262gです。

DSC_2920_00008

 

弾の装填・プレスチェック

エアガン本体にBB弾を装填します。

銃口を斜め下に向けた状態で、スライドを引いたまま固定してチャンバー内にBB弾が入ってないか目視で確認します。

この画像ではBB弾は装填されていません。チャンバー内の状態を確認したらスライドを離しましょう。

DSC_2927_00012

 

ちなみにBB弾が装填されているとこのように目視で確認できます。

このとき銃口を上に向けるとBB弾がこぼれ落ちてくるので注意してください。

DSC_2929_00014

 

・BB弾が装填されていない場合

BB弾が装填されているマガジンを本体にロードします。カチっとハマるまでしっかり差し込みましょう。

DSC_2928_00013

 

次にスライドを引いて離します。この動作でBB弾がチャンバーにセットされます。

あとはトリガーを引くだけで弾が出ますが、念のためもう一度プレスチェックしておきましょう。

マガジンを本体から外し、銃口を下げた状態でスライドを引いてチャンバー内を目視で確認します。

チャンバー内にBB弾が見えればOKです。スライドを離してマガジンを再度挿しましょう。

 

・BB弾が既に装填されている場合

スライドを離してマガジンを挿すだけでOKです。

 

プレスチェックが終わればセーフティを解除してホルスターに差し込めば準備OKです。

普段からここまで確認するようにしておけば、とっさのときに弾が出ない!ブローバックするけど初弾が出ない!というような問題が起きないのでおすすめです。

ぼくはゲーム開始前に毎回この手順を踏んでいます。

 

ちなみにフィールドアウトするときはマガジンを本体から外し、トリガーを1回引いてハンマーダウン状態にさせています。

チャンバークリアする(チャンバー内に入ったBB弾を取り出す)人もいますが、フィールドから特に指示がない限り実施していません。

チャンバークリアしない場合、次にフィールドインしたときはプレスチェックでBB弾が入っていることを確認してからマガジンを差し込むだけでOKです。

初速チェック

BB弾とガスを満タンにしたマガジンで初速をチェックします。

BB弾はマルイの0.2gバイオです。ガスはウッドランドの134aです。

エアガン本体・マガジン・ガス缶は室温25℃前後で保管されていたものです。

初速チェック前のマガジン表面温度は25℃です。加熱等は行っていません。

DSC_2922_00009

 

1発目、M&P9Lでの射撃です。初速は72.83m/Sです。

DSC_2932_00016

 

2発目、M&P9Vカスタムにマガジンを差し替えて射撃。

DSC_2934_00017

 

この後マガジンをM&P9LとVカスタムに交互に差し替えて射撃しましたが、初速はそれぞれM&P9Lが72m/s前後M&P9Vカスタムが63m/s前後でした。

インナーバレルはM&P9Lが107mm、M&P9Vカスタムが90mmと17mmの差がありますので、その差が初速の差に出ているものと思われます。

セカンダリとして狭いところや近距離の射撃に使うのであればVカスタムの初速でもまったく問題ありませんが、バレル長の差を初速に反映して差別化できている点はポイントが高いと思います。

 

ちなみに、M&P9VカスタムのマガジンをM&P9Lに挿して射撃したときの初速は72.76m/sでした。(マガジン表面温度26.6℃)

M&P9LとVカスタムのマガジンで初速が大きく変わるということは無さそうです。

DSC_2940_00022

 

パームスウェル

パームスウェルによる外観の違いです。

Sサイズはこちらです。パームスウェル上部と下部が細いため、中央部が盛り上がっているように見えます。

DSC_2957_00031

 

Mサイズはこんな感じです。わりとストレートな形状です。

 

DSC_2954_00030

 

Lサイズです。

グリップの上部まで襟のようにパームスウェルが飛び出しています。

DSC_2951_00029

 

僕の手は大きくもなく小さくもない普通な感じという前提で、持ち比べた印象です。

Sサイズはちょっと小さい、握りこんだときにグリップが弱くなりそうな感じ。

Mサイズはぴったり。

Lサイズはグリップをしっかり握りこむことができないぐらい明らかに大きい、という感じです。

ちなみに普段使っているVカスタムではMサイズのパームスウェルを使っていて、エイムは絶好調ですw

動作性

初速チェックをしていたときの感覚ですが、スライドを手で引いて離すときの動作はちょっと固い感じがします。新品だからという理由もあると思いますが、使い込んだVカスタムと比べるとスライドの動きは確実に渋いです。

ただし、スライドを引いた後ぱっと離しても戻らないというようなことはありません。

ちゃんと動作します。

聞いたところによると、スライドをゆっくりと戻す際に引っかかりがあるのには意味があって、引っかかりによってスライドの前進スピードを少し落とすことで、ノズルがBB弾をチャンバーに送り込む際に強く押し込みすぎない効果があるそうです。

これによりBB弾がチャンバーにセットされる位置が適正になり、弾道を安定させる効果があるということでした。東京マルイでは少し前のガスブロから採用されている機構で、長物GBBでいうところのZシステムみたいなものと考えれば良いようです。

射撃時のブローバックはいたって快調です。

スライドストップもしっかりかかります。

リロード時にマガジンを強めに叩き込んだときにスライドが勝手に戻るようなこともありませんでした。

なお、スライドストップを押し下げてスライドを戻す動作も引っかかりなく動作します。

このあたりの動作性は長く使っていると変わってくるものなので、不具合レベルの大きな問題がなければあまり気にしなくてもいいんじゃないかなーと思います。

ともあれ、M&P9Lはサバゲーでも普通に使える動作性です。

 

今回は以上です!





 

コメント

タイトルとURLをコピーしました