こんにちは、スナフです。
今回はサバゲー用の対人地雷、Enimine(エニマイン)について調べてみました。
Enimine(エニマイン)はイタリアのidea3DiというメーカーがINDIEGOGOで資金を募っているクラウドファンディングの製品で、リモコン操作またはモーションセンサーによってBB弾を発射する対人地雷です。
以下画像のように、起爆時に本体から地雷モジュールが垂直に射出されることで、BB弾を空中360°全方位に発射する仕組みになっています。
ちなみに、跳躍地雷という種類は実際の対人地雷にもあるもので、古くは第二次世界大戦でドイツ軍が使用したS-マインが有名です。
INDIEGOGOのページはこちらです。

公式動画はこちらです。(英語)
コンセプト
既存のサバゲー用地雷はフィールドの広さに対して爆発範囲が狭すぎるためヒットの望みがない、クソの役にも立たない!という不満点を解消するものとしてEnimine(エニマイン)は開発されたということです。
Enimineはマイクロ波によるリモコン起爆および周囲約10mをカバーするモーションセンサーにより起爆する革新的な製品です。
どのようにBB弾を発射するか
起爆の条件は以下のとおりです。
- リモコン操作による即時の起爆
- 周囲10mをカバーするモーションセンサー(動体検知)による起爆
- 外部から(敵側が)地雷を停止させる仕組みが備わっており、本体に弾を3度当てると起爆
その他の特長
- BB弾発射のパワーソースはガス
- 92発のBB弾を装填できる
- 再装填することで繰り返し起爆可能
- BB弾は360°全方位に約7m発射される
- リモコン操作により安全に停止できる
- 本体の3/4を地面に埋めることができ、目立たないようにできる
構造の概要
Enimine(エニマイン)の材質は大部分が高品質ABS樹脂で、その他はアルミとスチールが使用されています。
跳躍地雷、射出ベース、RFリモコンの3つのパーツで構成されています。
地雷本体
まず、地雷本体はフォームコートを施されたアルミでできています。フォームコートにより本体の軽量化と傷や凹みの軽減を狙っているということです。
射出ベース(土台)
射出ベースはトリガーシステム、サーボモーター、電子基板、バッテリー、スプリングシステムで構成されています。
跳躍地雷を射出するトリガーシステムは、アルミ製のボックスに収められた2つのスチール製レバーで構成されています。この組み合わせにより、繰り返し使用される環境においても高い信頼性と耐久性を実現させているということです。
スチール製レバーはサーボモーターで動作します。
圧縮スプリングの上に位置するピストンはABS樹脂でできており、ピストンにネジ固定されたアルミ製のピンがトリガーによって固定されることで、スプリングを圧縮させた状態で保持できます。
起爆の電気信号は電子基板からサーボモーターに伝えられます。
電子基板とサーボモーターの電力には過放電・過充電防止機能がついた7.4vリポバッテリーが使用されています。
電子基板は4チャンネルのRFリモコンで遠隔操作されます。4チャンネルそれぞれに別の機能があります。
使い方
- 射出ベースの底面にバッテリーを取り付ける。電源が入ったことを知らせるブザー音がなる。
- 跳躍地雷にある4つ装填口からBB弾を装填する。
- 地雷の底面にあるキャップがカチッとはまるまで押し込む。
- 跳躍地雷を射出ベースに設置する。トリガーがピストンを固定するまで押し込む。
- 跳躍地雷本体上部のバルブから3〜4秒間ガスを充填する。
- これで準備OK!あとはリモコンで起爆するだけ。
- 動作開始時と停止時にはそれぞれ別のブザー音が鳴る。
- 捜索機能を使うときと、バッテリー残量低下時には異なるブザー音が鳴る。
サイズ感
コンパクトなので多目的かつポータブルに利用できます。
射出ベース
6cm x 13cm x 10.8cmのサイズで重量は600g。
外装にある2本の横線のところまで本体を埋める事ができる。
縦線は手でつかみやすいようについています。
サイズは想像しているよりも一回り小さいぐらいじゃないかと思います。
跳躍地雷本体
8.2 x 5.3cmのサイズで重量は190g。
安全のため、ガスの充填は地雷を射出ベースに固定したあと可能になります。
レーダーについて
マイクロ波レーダーの有効範囲は半径5m。
レーダーは無機物の通過時に誤爆しないよう、人間や動物といった自然の物体の動きだけを検知します。
また、ドアや草野しげみ、枝葉といった小さな動きにも反応します。
レーダーには動作開始後20秒間の待機時間があります。リモコンの動作開始ボタンを押した後、レーダーの有効範囲に動くものがいなくなってから20秒のカウントダウンがスタートします。
要は地雷を設置した人の動きで誤爆することがないということですね。
RFリモコンについて
RFリモコンの有効範囲は本体との間の遮蔽物にもよりますが、50m~100mはあるということです。
12vバッテリーで駆動します。
また、リモコンには以下4つの機能があります。
- ACTIVATION: システム起動(モーションセンサーおよび射撃による起爆)
- DEACTIVATION: システム停止
- REMOTE SEARCH: リモート捜索
- INSTANT DETONATION: ボタンを押したら即起爆
ブザーについて
リモコン操作に応じてそれぞれ違う音のブザーが鳴ります。
- ブザー音1回:バッテリー接続時
- ブザー音2回:システム起動時(モーションセンサー開始時)
- ブザー音3回:システム停止時
- 2トーンのサウンド:捜索ボタン押下時(ピーポーピーポーみたいな感じ?)
- ブザー音10回:バッテリー残量低下時
バッテリーについて
2.5cm x 4.8cm x 1.7cmの 7.4v 500mAh 20cのリポバッテリーで、過充電と過放電を防止するPCB付きです。
1回の充電で、システム起動状態で10時間、システム停止状態で50時間利用可能。60〜80回起爆できるということです。
その他の情報
Enimineは開発の3フェーズ目で既にフィールドテストを実施済み。
遅くとも2018年の11月〜12月には発送できる。配送業者はDHL。
送る国によって別途関税はかかる。関税を払わないことによる商品の不着は返金の対象外。
アルゼンチン、ブラジル、メキシコ、タイ、トルコ、ロシアについては関税が高額になるので輸入が困難。
イスラエル、インド、マレーシア、ペルー、スロバキア、韓国、ベトナムについてはエアソフトガン製品の規制があるため輸入が不可能。
INDIEGOGOのクラウドファンディングを開始する前に製品開発は終了済み。
量産を行う工場も確定しておりサンプルも取得済み。
Enimineの全てのパーツは量産の準備ができているが、少しの手直しをすることで細部まで完璧なものにすることができる状態。
上記の理由により、11月から12月には出荷できることは手堅いと踏んでいる。
製品の情報は随時アップデート予定。
気になる点
もうちょっと地雷が飛び上がってから起爆してもいいんじゃないかなーと思います。
あと、ガスは日本国内で利用可能なHFC134aガスが使えるかはポイントになってくると思います。
また、複数のEnimineを運用する際に、リモコンの混信が起きないかは確認しておいた方がいいと思います。
このあたりはメーカーに問い合わせてみようと思います。
まとめ。買いなのか?
サイズがコンパクト、弾やガスの装填が簡単(30秒ぐらい)で実際のゲームで無理なく使えるというのはメリットだと思います。
クレイモアが使用可能なフィールドは多いので、フィールドレギュレーション的にはOKなところが多いんじゃないでしょうか。
モーションセンサーの感度が気になりますが、これは実際に使ってみないとわからないと思います!
これでヒットを取られたら笑えることは間違いなので、面白グッズとして買ってみてもいいんじゃないかなーと思います。
Enimineについては引き続き情報を仕入れていこうと思います。
今回は以上です!
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