こんにちは、スナフです。
今回はいつもサバゲーで使っている東京マルイ CQBR BLOCK1のメンテナンス記事です。
実は先日のサバゲーでピストンのノズル(ローディングノズル)が破損してしまいまして、こんな感じでノズル先端がつぶれています。
この状態になると射撃時にボルトの閉鎖不良が頻発します。また、弾道と初速にも悪影響があると思われるので交換するしかありません。
気温が高い時期にガスブロエアガンを使っていると起こる不具合なのでしょうか、去年も一度発生した不具合です。
メンテナンスついでにホップアップパッキン(チャンバーパッキン)も新品に交換しておきました。
ピストンの交換
まずはボルトを取り出します。
ロアとアッパーを分離してチャージングハンドルを引くと取り出せます。
ボルトの上部にあるプラスネジを二つ外します。この二つは同じネジです。
カバーをゆっくりを上に持ち上げて内部にあるスプリングを外します。飛び出さないように注意してください。
ピストンを少し引っ張り出して、カバーを前方にずらしていくとこのように外れます。
次にこのパーツを上に持ち上げて外します。
するとピストン後方の金具が解放され、このようにピストンを引き抜くことができます。
ピストンを分解していきます。このネジを小さいプラスドライバーで外します。
組み付けの際、このネジを強く締めすぎるとピストンがスムーズに動かなくなりますので注意してください。強く締めすぎるとピストンが歪んでしまうためです。
このように中からスプリングが出てきます。
さらにピストンの中にはバルブとバルブスプリングが入っています。
あとは新品のピストンを使って逆の手順で組み付けていくだけです。
可動部分は適宜シリコンスプレー等で注油しながら組んでいくとよいと思います。
ちなみにぼくはいつもベルハンマーを薄く塗っています。
ピストンは純正品にも初期型(v1)と現行型(v2)の2バージョンがありますので、購入の際は気を付けてください。
今回ORGAさんから購入した純正ピストンは現行型の純正ピストンバルブが入らなかったので初期型かなと思ったのですが、なぜかUACの現行型バルブは無加工で入ったのでv1なのかv2なのかわかりませんでした・・w
ノズルの両サイドに穴がなかったのでおそらくv1ではないかと思うのですが。。
ホップパッキン(チャンバーパッキン)の交換
次にホップパッキンの交換です。
MWS系のガスブロはチャンバーにたどり着くまでの手順が多いです。
まずはアッパーを分離します。
次にここのネジを六角レンチで外します。
ハンドガードの根元の輪っか(ハンドガードリング)をアッパー側に引っ張りながらハンドガードの下側を外します。
同様に上側のハンドガードも外します。
次にフロントサイトを取り外します。
画像の二つのピンを6角レンチとハンマーを使ってたたき出します。
ピンのギザギザが付いてない方から叩かないと取り出せないので気を付けてください。
フロントサイト底部にイモネジがあるので緩めておきます。
次にフラッシュハイダーを取り外します。逆ネジなので右に回すと外れます。
するとこのようにフロントサイトとガスチューブが一緒に取り外せます。
アウターバレルだけになりました。
アウターバレル基部のネジを大きなプラスドライバーで外します。
するとこのように、バレルダミーナット、ハンドガードリング、ハンドガードリングスプリングが抜けます。
バレル基部ナットまでたどり着きました。ここからが本番です!
バレル基部ナットに専用のレンチを当てて回します。
固いですが通常のネジなので反時計回りで外れます。
レンチはこれを使っています。次世代M4レンチですがBLOCK1にも普通に使えます。
このようにレンチをナットの溝にはめたまま、レンチの柄の先端の方をハンマーでコンコンと叩いて反時計回りに回すと意外と簡単に緩みます。
バレル基部ナットが外れるとアッパーフレームとアウターバレルを分離できます。
分離する前にホップの強さを最弱にしておきましょう。ホップが強くなっているとホップレバーがチャンバーに引っかかって抜けないことがあります。
以下図でいうと、ホップダイヤルを右側いっぱいに回すと最弱になります。
ホップを弱めたらこのようにアウターバレルを抜いていきます。
抜けにくい場合はアウターバレルを軽く揺すりながら動かすと抜けやすいです。
抜けました。
次にチャンバーの分解です。
前側のOリングを切れないようにやさしく外すだけでチャンバーを分解できます。
あとは新しいホップパッキンに交換して元に戻すだけです。パッキンの押しゴムを無くさないように注意しましょう。
今回は東京マルイ純正のチャンバーパッキンをAmazonで購入したのですが、押しゴムは付属していませんでした。
組み付ける際の注意点としては、アウターバレルをアッパーに差し込む際にチャンバー側のホップレバーとアッパーフレーム側のホップレバーが正しくかみ合っているか確認するようにしましょう。
ちゃんとかみ合ってないと組み付けた後にホップ調整ができないことに気付いて泣きますw
また、バレル基部ナットの締め付けはこの画像を参考にしてください。
ガスチューブが入るスペースが画像のようになっていればOKです。
全部終わったら動作確認しておきましょう。
今回調整後の初速はこんな感じでした。動作も問題ないので次のサバゲーで弾道を確認してみようと思います。
今回は以上です!